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湿疹
発生原因は刺激物質・アレルギー・アトピー素因などを含め不明なことが多いですが、湿疹(浮腫・紅斑・丘疹・水疱・びらんなど)は、痂皮(かさぶた)を作り改善していきます。
こちらも参考にしてみてください。(外部サイトへ飛びます)
・あなたにあったアトピー性皮膚炎治療を。(マルホ株式会社)
乾癬(かんせん)
炎症性角化症の一つです。湿疹と同じく、発生原因が不明となることが多く、(爪乾癬は爪白癬と間違えやすい)ひふのくず(鱗屑)を伴った紅斑(赤い変色)で、こすると容易に鱗屑は剥がれます。
またかゆみを伴います。
こちらも参考にしてみてください。(外部サイトへ飛びます)
・乾癬.com(マルホ株式会社)
爪白癬(つめはくせん)
爪の水虫。白癬菌というカビ(真菌)が爪に感染した水虫です。
足や手指に感染している水虫が、爪の表面や爪と皮膚のすきまから侵入して爪に感染します。
痛みやかゆみはありません。爪は、白色・黄色に変化していき、厚くなったり表面がざらざらしたりします。放置すると体の他の部位にもひろがります。
また白癬菌は、切った爪やはがれ落ちた皮膚の中でも生き続けるので、家族にもうつります。「お父さんの水虫のせいで」と怒られないためにもちゃんと治療しましょうね。
飲み薬・塗り薬で治療しますが、改善するまで手の爪で約半年・足の爪で約1年かかるとされています。時間のかかる理由はすっかり爪が生えかわったとき、もとに戻ると言えるからです。
足と手の爪の伸びる早さは異なります。大切なことは根気よく治療を続けることです。
治療を始めると、根元からきれいな爪が生えてきますので、生まれ変わっていく爪を見るのを励みに頑張りましょう。
その他、感染した場所によっていろいろな呼び方があります。
足の白癬→水虫
体の白癬→ぜにたむし
頭の白癬→しらくも
陰部・股間の白癬→いんきん
こちらも参考にしてみてください。(外部サイトへ飛びます)
・水虫4コマ劇場|患者さんと家族のための水虫(白癬)情報(マルホ株式会社)
カンジダ症
爪カンジダ、口腔カンジダ、性器カンジダと、どこにでも寄生します。
帯状疱疹
帯状疱疹は、子どものころにかかった水ぼうそうのウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が原因の、痛みを伴う皮膚湿疹のことです。水ぼうそうが改善した後も、神経節というところに潜んでおり、身体の免疫力が低下したときに、水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、発症します。神経支配領域に一致して、帯状に小水疱・疼痛が起こります。
また、改善した後に強い痛みの「帯状疱疹後神経痛」を起こすことがあり、早期の治療が肝心です。ピリピリした水ぶくれを伴った赤みが出てきたら、すぐに受診することをおすすめします。
こちらも参考にしてみてください。(外部サイトへ飛びます)
・帯状疱疹って?|帯状疱疹(マルホ株式会社)
膿疱症(のうほうしょう)
手のひらや足の裏などに、繰り返し膿疱ができる皮膚炎。鱗屑・紅斑も見られます。
風邪や扁桃炎・虫歯・副鼻腔炎・中耳炎などがきっかけと言われています。
また金属アレルギーが関係していることもあり、いずれにしても原因ははっきりしていません。治療は長期に及ぶこともあります。(3~4年)
蕁麻疹(じんましん)
蕁麻疹は、かゆみを伴う紅班・膨疹で治りにくいです。
6カ月以上続くものを慢性蕁麻疹、6カ月以内に治るものを急性蕁麻疹と呼びます。
食物アレルギー・昆虫アレルギー・職業アレルギーなども蕁麻疹です。
陥入爪・巻き爪
靴による圧迫や深爪など、爪の側縁の皮膚へのくい込みより起きます。
強く痛み、爪の周囲の皮膚が赤くなり、腫れ上がります。
悪化すると、化膿してしまうこともあります。
陥入爪・巻き爪を解消するために、靴による圧迫を避け清潔にしましょう。
しかし重症の場合は手術が必要です。(部分的抜爪術)
また、白癬菌による爪の変形に続発する巻き爪は、もとの病気の治療も必要です。
口唇ヘルペス・性器ヘルペス(GH)
どちらも「単純ヘルペスウイルス」の感染により起こる病気です。
接触により感染し、一度改善したとしてもウイルスが体内に居座り続け、再発を繰り返しやすいです。比較的広く知られた病気ですし、命にかかわることはまずないので軽く考えがちですが、実はなかなか厄介な病気です。
単純ヘルペスウイルスには1型と2型があり、この2種類のウイルスは感染後潜伏する場所が異なり、【1型は頭部の神経】【2型はお尻周辺の神経】に潜むため、【1型は口唇ヘルペス】【2型は性器ヘルペス(GH)】となることが多いのです。
こちらも参考にしてみてください。(外部サイトへ飛びます)
・ヘルペスのことなら|ヘルペスの教科書
尋常性疣贅(いぼ)
ヒトパピローマウイルスの感染により、数ミリ~数センチの丘疹が顔や手足に多数できます。
子どもに多く見られ、痛みやかゆみはありませんが、気になって患部を触ると周りにいぼが増えたり1つ1つのいぼが大きくなったりすることがあります。ほうっておくと増えてしまいます。基本的に液体窒素で治療します。
にきび(尋常性ざ瘡)
青春の象徴?なんて言って病気扱いされないこともありますが、症状がひどい人だと痕も残りますしとっても嫌なものです。思春期を迎えるころには皮膚の脂の分泌が増えてきます。その脂が毛穴をふさいでしまうことが原因なのです。ただし、これは大人になっても同じでストレスがかかったときには一種の防御反応として、自律神経を介して皮脂の分泌が強くなり、毛穴をふさぐことが原因となります。ふさがった毛穴に皮脂がたまりアクネ菌が過剰に繁殖してにきびになります。にきびの予防には肌のスキンケアやホルモンバランス(ストレスや不規則な生活、偏食、睡眠不足、運動不足など)の改善や化粧品の見直しが必要です。
炎症を起こして赤くなっているにきびを紅色丘疹(赤にきび)と言います。
まず炎症をおさえないといけないので、抗生物質の塗り薬や場合によってはステロイドを塗って炎症をおさえます。その後、コメド(白にきび)と同じ治療をしていきます。
炎症を起こしてさらに膿がたまったにきびを膿胞(黄にきび)と言います。
膿を排出させないといけないので、膿を出す処置をし、抗生物質の飲み薬を服用します。その後は赤にきびと同じく炎症をおさえていきます。
水いぼ(伝染性軟属腫)
ほとんどが未就学の子どもにできます。ポックスウイルスに感染にすることにより発症し、体の柔らかいところに多くできやすいいぼです。感染力が強いため、プールやお風呂の湯でも感染することがあるので気を付けてください。
自然に改善することもあります。